今回は夫の浮気が原因で離婚を考えている方へのナビです。
※浮気さえやめてくれるなら離婚するつもりはない、という方は別記事で「夫の浮気をやめさせる方法」をまとめておりますので、是非そちらを御一読ください。
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夫の浮気で悩んでいらっしゃる奥様、非常に多いです。
特に悩みが深い例を挙げますと、浮気を繰り返す夫、家に帰ってこない夫、浮気を境に冷え切った夫婦生活が辛いなど。
心休まることなく追い詰められてしまう状況ですね。
夫婦仲良く元の鞘が良いのは、当人たちも百も承知ではあります。
ですが心の傷が癒える間もなく増えていき、心が病み、人間不信に陥る等の著しく心の健康を損なうような事態は避けるべきです。
自分らしく生きることが出来ませんから。
もうどうしようもなく行き詰ったと感じたら、離婚は正しい選択肢のひとつでしょう。
夫婦離縁がもたらすものは良いものばかりではありませんが、正しく理解し前向きに取り組めば、きっと心穏やかな日々を勝ち取ることが出来るでしょう。
離婚のメリット・デメリット
まずは離婚とその後について正しく知りましょう。
離婚のメリット
ポイント
- ストレスからの解放、心の安息
- 自分で決断して離婚した、という結果
- 新たな恋愛
- 自身の行動・生き方・職業などを選択できるようになる
離婚のデメリット
注意ポイント
- 経済力の低下
- 離婚条件の話し合いにかなりのエネルギーを要する(夫次第で離婚調停にもつれ込むことも覚悟しましょう)
- 生活基盤の再構築が必要(仕事、住まい、世帯主及び名義人となるための手続きや名義変更)
- お子さんがいる場合は同様に多くの手続きが必要になる
- 周囲から心ない言葉を受ける・不必要な同情を受けることがある
※その他の要素として児童手当・児童扶養手当・住宅手当等の助成があります。手続きはそれなりに大変ですが経済的にはメリットです。
リストは簡潔に書いたつもりです。
メリット面は特に精神面に寄っていますね。
今後もずっと続くであろう苦しさと決別できる点が他に代えがたい価値があります。
それゆえ価値の大きさは人それぞれであり、デメリットとの単純な比較は控えておきます。
一昨年に相談を受けた40代主婦の方は「人生なんて一度きりなんだから無理をしてでも旦那に意地を張りたい」とおっしゃっていました。
引き留める言葉が無くなりましたよ。中身は男なんじゃないでしょうか。
脱線しました。
デメリット面では収入の低下が実に厳しいところです。
さらに各種の手続きや生活環境の準備に忙殺され、経済力が十分にない方は(ほとんどの方がそうです)心身共に苦しい時間を耐えることになります。
率直に言えば相当の覚悟が必要になるでしょう。
それゆえ、特に経済的な圧迫をどうやって緩和するかが最重要ポイントになってきます。
せっかくの解放感も生活苦でストレスに上書きされては元も子もありませんから。
次項はその具体的な方法に移ります。
離婚後の生活費を確保する方法
以下のリストが主な方法になります。
生活費を確保する方法
- 実親などに支援してもらう
- 養育費の取り決めをする(お子さんがいて、あなたが親権を持つ場合)
- 財産分与
- 夫・不倫相手から慰謝料を受け取る
実親などから支援を受ける
可能であるならこれが言わずもがな、最もおすすめの方法です。
特に同居が可能なら住まいの問題が解決する、病気になっても安心、相談相手になってくれる、子供も可愛がってくれると良い事づくめです。
金銭的な支援の多寡に関わらず、心安らぐ日常に向かって大きく前進できるでしょう。
もちろん他の手段の併用を積極的にやっていくべきです。
養育費の取り決めをする
一見すると定収入で安定感があるようにも見えますが、実情はトラブルだらけです。
送金が止まる、滞りがちになるなんて当たり前のように起こります。
原因は金銭的に苦しくなった、単純にお金を払うのが嫌になった、元夫の不倫相手や再婚相手が介入している、等々多岐にわたります。
養育費をアテにしたいなら離婚調停で取り決めをする必要があります。その場合ですと送金が滞っても最悪給料の差し押さえなどが可能です。
また協議離婚であっても公正証書に文言を残せば同様に差し押さえが可能になります。
どちらにしても浮気(不倫)の明確な証拠があった方が良いでしょう。
これは慰謝料の請求・財産分与の有利な取り決めにも使います。
そもそも証拠が無いと、不倫を継続したまま離婚を拒否される可能性も大いにあり得ます。
財産分与
離婚時の財産を夫と妻に分配します。
原則は収入の有る無しに関わらず財産の1/2となっています。預貯金以外の財産も含まれます。
協議離婚においては夫婦間の話し合いで取り決められ、調停や裁判では諸々の事情が加味された結果となります。
遠慮なくきっちりと回収しましょう。一方的な浮気なら多めに貰ってしかるべきです。
ただし金額の折り合いが付かず離婚裁判にまで発展した場合、弁護士にかかる費用が高額なので注意が必要です。
総額で100万円を越えることもザラにあります。
そうなる前に決着をつけるため、しっかりと準備しましょう。
不倫慰謝料の請求
面倒で大事になるイメージがあるかも知れませんが、実はやり方次第でどうにでもなります。
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離婚後は情緒が不安定になることを知っておこう
離婚した後は必ずと言っていいほど情緒が不安定になります。
特に後悔はしていない、気が楽になった、という状態にあってもやはり落ち着かない気持ちが残るものです。
急激な環境の変化によるストレスもあり、ソレとまともに向き合ってもろくな事になりはしません。
一番良いのは考えないこと、これに尽きます。
聞き役となってくれる人を見つけ、思い当たる悩みを淡々と話すことも解消に繋がります。
どちらにせよ、感情の濁流は時間と共に必ず収まってくれます。
あらかじめこの期間はいつもの自分ではないと知っておき、構えずに受け流すことを意識しておくと良いです。
まとめ・雑感
私が耳にする離婚後の苦労話と言えばやはり生活苦が圧倒的に多いです。
子連れで離婚したのち、子供に不自由させないために朝も夜も掛け持ちで働くその姿勢は尊敬に値します。
その上で申し上げますが、もし離婚があなたにとって「独立戦争」のような位置付けであったとしても、やはり最低限の生活費は確保した方が良いです。
いくら綺麗ごとを並べたところでお金で苦労すると心は冷え、逆に余裕が出ると安心感で満たされます。
そこには一定の真実があると思っています。
夫婦と言えど元は赤の他人、ひとたび離縁すると冷たい対応になる夫も少なくありません。
夫に過失があったにも関わらずです。
何不自由なく過ごす浮気夫と不倫相手を尻目にあなたが辛酸を舐めるのではあべこべでしょう。
よってあなたに認められた権利はしっかりと行使し、胸を張って第2の人生を始められてはいかがでしょうか。
離婚の際に白黒はっきりと決着を付けておくことで経済的な面はもちろん、後になって惨めな思いや悔しい思いをしなくて済むでしょう。
浮気離婚で不幸を感じる方が一人でも減ることを願っております。
以上になります。
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